指定校推薦で無事に推薦を得ることができたものの、不合格になるのかと不安になる人は多いかと思います。
落ちないとわかっていても不安になるものであるというのはわかります。
なので、不合格にしにくい理由というのを考えてみましょう。
面接官側の立場に立って
ここで考えてほしいのは、もしあなたが試験官側だったとして、そう簡単に落とすことができるか?ということです。
別の記事でも書いていますが、そもそも指定校推薦は「落とせない」を前提としたシステムです。
「落とす」ために行う一般受験とはそもそもの前提が違います。
面接で受け答えに詰まる学生がいた、小論文の内容が悪い、態度が良くない…
試験官はいろんな生徒を見ます。
その中には、あまり出来が良くないと思う学生もいるかと思います。
でもそれとは別にあなたがもし試験官だったとして、不合格の決断はできるでしょうか?
そもそも一般受験だったらシンプルに点数が足りていない人を機械的に落とせば良い話ですが、指定校推薦ではそもそも試験官一人の判断で不合格にすることすらできないはずです。
誰だって面倒事は起こしたくありません。ちょっと試験当日のできが悪いくらいで、忙しい中、一人の受験生に対してわざわざ落とすかどうかの話なんてしたくないはずです。それをするためには、手間と時間をかけてその学生の高校との関係を揺るがすリスクを負って、周りに事情を説明したうえで不合格にしないといけません。
あなたが試験官だったとして、そんなことをしたいでしょうか。面倒事は嫌だし普通に合格にしよう、と思うはずです。落とすデメリットが大きすぎます。
指定校推薦で落ちるには
つまり面接のできが悪いとか小論文が上手く書けてないとかそういうレベルではなく、「この人を入学させたらヤバい」「この人を入学させたら自分の責任が問われる」と思われないとそもそも不合格かどうかの瀬戸際に立つことすらできません。
落とされないか不安になる気持ちは非常にわかりますが、深刻に不安になるくらい受験のことを重要に捉えているのであれば「この人を入学させたらまずい」と思われるレベルの行いなんてしないはずです。
指定校推薦というシステムを考えると、落ちるのは非常に困難です。深刻になりすぎずにいきましょう。
もちろん不安になるのは誰でも同じことです。しかし、過去の指定校の受験生は皆不安の先に当然のように合格していったという事実があるので、それを忘れないでほしいです。
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