指定校推薦と合格取り消しについて書きます。指定校推薦で合格後、心配性な人は場合によってはその合格が取り消しになったりしないか不安になるかもしれません。
ただ、合格後にその合格が取り消しになるということは簡単にできることではないし、ちょっとしたことでいちいち取り消しにできるほど、合格というものは軽いことではありません。
受かった後は指定校推薦であろうと一般受験であろうと同じようなものです。普通に学校生活を過ごして、普通に卒業をすれば良いんです。
心配になる部分として、例えば推薦入学前の入学前課題を提出しなかった場合などです。
もちろん、生徒が犯罪を犯すようなことをしたりすれば、それは取り消しにされても何も文句は言えません。でも、それは取り消しになるほど重いことだからです。ここで言いたいのは、そう簡単なことで取り消しにはできませんということです。
具体的にこれをしたら終わり、と断言することは難しいのですが、合格の取り消しというのは生徒にとって重いことであるのと同時に、それを決める先生や関係者にとっても難しいことです。
逆の立場になって考えてみて、もしあなたが責任を持ってお金を貰いながら働くという立場になったとき、もしなにか良くないことをした高校生がいたとして、そう簡単に合格取り消しにしましょうと言えるでしょうか。人間1人の人生を変えてしまうような決定なんて、本来誰もしたくはありません。
人間1人の意思でそう簡単にハイ取り消しとするわけには行かないのです。できるだけ事を大きくしないように普通の人は動きます。わざわざ事を大きくするメリットというのは本来誰にも無いし、進学先の方はせっかく入学してお金を払ってくれる学生を逃したくはありません。
高校側と進学先側と生徒側、誰にとっても合格を取り消しにするということはデメリットの塊であるということです。誰も幸せにならなくて、手続きにも手間のかかる合格取り消しという決断をせざるを得ない状況というのは、高校生が簡単に作れるものではありません。だから、過度に心配する必要はないと思います。
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