指定校推薦は受験当日に失敗しても不合格にならない事例が多くあります。
今回は、小論文試験で失敗をしてしまったものの、不合格とはならず無事に合格となったある高校生の事例を紹介します。
小論文試験
その高校生をAさんとします。
Aさんは無事に推薦枠を手に入れ、受験当日を迎えました。
Aさんは例に漏れず激しく緊張していました。指定校推薦の難しいところで、落ちにくい落ちにくいと言われるほど不安になる、というのがあります。
受験する大学の試験当日は、小論文試験と面接試験の2つが課されていました。
最初の小論文試験。テーマが思ったよりも難しく、書き始めるまでに時間がかかってしまいました。
ようやく書き出しますが、焦ってしまい誤字脱字もあり、スムーズに書き進めることができません。
考えれば考えるほど頭が真っ白になってしまい、簡単に文字数を稼ぐことも難しいような状況となりました。
結果、途中までは書けましたがあろうことか規定の文字数を満たすことができず提出することとなってしまいました。
受験後
面接試験は特に問題なく終えることができましたが、小論文のところで文字数の規定を満たせないという大ミスをしてしまったので、試験終了後は気が気ではない状態でした。
友人や親にもその話をすると「流石にそれはやばいのでは…」といった反応で、本人の不安はより強くなりました。結果発表を気が気でない状態で待つことになります。
結果
後日、受験結果が出ました。
結果「合格」。
小論文で文字数を満たすことができなくてもその人は合格となったのでした。普通の試験ではなかなか考えにくいことです。
たしかに小論文の文字数不足というのは結構なミスではありますが、個人的な感覚としては指定校推薦で不合格になるほどの重たいものではないと思います。指定校で落ちるというのはもっと大変なことをしないと起こらないかと。
たとえば白紙提出何かをしたらさすがに危ないかと思いますが、Aさんは小論文を進める意思、試験に合格する意思は結果的に示しました。普通の試験ではそれは通りませんが、入学の意思を確かめる意味合いも含まれる指定校推薦受験では、それでも受かることがある、ということかと思います。
まとめ
指定校推薦で不合格になりにくい事例の一つとして紹介させていただきました。
これで大丈夫であるなら、ある程度のミスをしても悲観することはないと思えるのではないでしょうか。
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