指定校推薦合格体験記「極度の緊張と試験後の安心」

以前、他の指定校受験生とやりとりをしており、その中で特に記憶に残った受験生の話をします。

指定校推薦枠入手後、極度の緊張と不安で苦しんでいた受験生

その高校生は無事に高校内の選考に通り、指定校推薦枠を入手することができました。状況としては、もう99%合格が決まった状況です。

しかしその高校生は様子がおかしかったのでした。

「落ちないか不安で、食事もまともに食べられない」

「試験当日のことを考えるとネガティブな気持ちになってしまい、他のことが考えられない」

「落ちたらどうしよう」

「夜もあまり寝れていません」

といった書き込みが連日続いていました。

正直この勝ち確の状況でそこまで不安になれるものなのかと少し怖くなりましたが、人の心の持ちようはそれぞれなので、ここまでつらい精神状態になってしまう人もいるのかと思いました。

その人が受かるかどうかはそんなに心配していませんでしたが(いくらなんでも不合格になるはずはないので)、合格不合格よりもその人自身が心配になるような状態でした。

そもそも受験を受けに行けるのか、行ってまともに振る舞うことができるのか、と少し考えることろはありました。

そしてその人の受験当日。終了後、すぐに書き込みがありました。

「めちゃくちゃ緊張して試験会場に行ったんですが、試験官の人もすごく優しかったし面接の質問も簡単なのばかりでした！緊張して損しました！！指定校推薦最高ですね！！！！」

試験前の様子からは想像も付きませんが、本当にこんなテンションでした。

試験前はとにかく不安で仕方が無く極度の緊張状態でしたが、運良くその大学の受験は優しめだったらしく、試験官も特に厳しくなく面接でも大したことは聞かれずになんの問題もなく受験当日を終えられたとのこと。その後問題なく合格。

試験前のあの精神不安定ぶりは一体何だったんだと思わせるほど、結果的にはなんてことのない幕引きでした。

指定校推薦の推薦を得た後、不安になるのはほぼ全員同じかとは思いますが、多くの人にとって蓋を開けてみればこんなものなのかと思います。そもそもそんなに難しい面接をしてこない所も多いし、面接でミスしたとしてもそれが原因で落とされる訳では無い。

それでもやっぱり受験前には不安になるものかとは思いますが、過ぎてみればあっけないものだったなとみんな感じるかと思います。

どのような心持ちで当日を迎えるかはその人次第ですが、心配しすぎないで大丈夫と言いたいです。