指定校推薦の小論文試験に向けた心構えとテーマの例

指定校推薦受験当日は学校によって異なる試験内容が実施されますが、小論文試験は多くの学校で実施されているかと思います。

今回は、小論文試験に向けた心構えについて書いていきます。

マイナスを取らないことを重視する

指定校推薦当日の小論文試験で特に注力すべきなのは、ものすごく良い内容の小論文を書くことではありません。その小論文で人を感動させたいとかそういった心があるのであれば100点の小論文を目指せば良いと思いますが、多くの人はそうではなく、合格できればOKという気持ちかと思います。

そこで大事になるのが、「マイナスをどれだけ取らないか」ということです。

マイナスとは具体的に言えば「指定の文字数を満たす」「原稿用紙の使い方を間違えない」「誤字脱字を減らす」「テーマから明らかに逸れたことを書く」等です。

当たり前のことを当たり前にやる、ということが大事です。これは、合格を取りに行く試験というより、不合格にならないための試験なので。

良い小論文は書かなくて良い

要は何が言いたいかと言うと、大したことを書かなくてもいいからテーマに沿って当たり障りのないことを書いて文字数を埋めましょう、ということです。

こんな大したことのない小論文で良いのか、とか考え出してしまうとペンが止まってしまいます。内容の良さよりも、最低限をこなすことを最優先すべきです。

事前対策

なので、小論文のマイナスを取らないための準備…例えば、原稿用紙の使い方を復習しておくとか、テーマに沿って短時間で文字数を埋める練習をする、といった事前の対策ができます。

正直なところそこまで対策する必要も感じませんが、精神的な安定には役立つかと思います。

小論文試験のテーマの例

  1. 未来の社会における技術の役割 – 技術進歩が社会にもたらす影響を考察し、その利点と課題について考えます。
  2. 持続可能な社会の構築 – 環境保護や持続可能な開発に関する課題を探り、具体的な解決策を提案します。
  3. グローバル化と文化の多様性 – 世界がますますグローバル化する中で、異文化理解の重要性について考えます。
  4. 現代社会の課題と自分自身の将来像 – 現代の社会はどういった社会なのか、どのような課題がありその中でどのような社会人になりたいのか、といったことについて考えます。

挙げればキリがありませんが、そこまで突飛なことを聞かれることは少ないです。

普段からニュースを良く見て社会のことを頭に入れておけば答えやすくなるものが多いです。

進学先で何をするか

進学先の学科の勉強内容や就職先での仕事にまつわるようなテーマが出されることもあるため、進学先の学科でどんな勉強をするのか、その先でどのような仕事をする可能性があるのかということを事前にイメージしておくと役に立つかもしれません。

例えば工学部の試験では、「将来的にどのような技術者になりたいか」といったようなテーマが出されることがあります。

進学先で何をするかということをイメージしておくと、進学後にも役立ちますしそれが試験対策にもなります。これはぜひやっておいてほしいと思います。

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